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ユスタ・ルフィナ

…から今朝、宅急便が送られてきました。中身は以前に修理をお願いしていたぱる夫愛用のマグカップです。当時はデジカメを持っていなかったため修理前の写真がないのが残念ですが、いちばん力のかかる「取っ手」が3つに割れ、しかも細かいかけらになってしまった部分もあって、3つを継ぎ合わせてもわずかに隙間が残るという致命的な壊れ方でした。

写真は「金継ぎ」*1をしていただいた取っ手のアップです。取っ手の左上、カップの縁にも注目してください。ここには小さな欠けがあったのですが、これも埋めていただいています。

…美事に再生されているとはいえ、さすがに「継がれた取っ手を持つことは避け、お湯呑みのように両手で本体を支えて使う」「金継ぎの部分は漆器になったものと考え、オーブン・電子レンジ・蒸し器・食洗機などは避ける」という養生は必要とのこと。何だか新品の時よりも品格がアップしたこのマグカップ、末永く大切にしてあげたいと思います!

最後になりましたが、ユスタ・ルフィナとは甲斐美都里さんが主宰している和洋陶磁器修理・修復の工房です。修理をお願いしたい方はまず甲斐美都里さんの著書古今東西―陶磁器の修理うけおいますを読んでおかれると、修理についての基本的な考え方がわかって話がスムーズかと。下の写真は、現物を送った後にFAXで送られてきた見積もり(診断書)です。中で「依頼品:現代物花唐草文染付マグカップ」と素敵な命名までしていただき感激しました…
 

*1:漆と純金粉または純銀粉を使って壊れた陶磁器を繕う手法。写真のカップでは銀が使われています。