【スポンサーリンク】

「松田権六の世界」展@工芸館

本日が最終日。2002年の展覧会に行きそこなってからずっと心にかかっていた漆芸家で、入院中から今度の展覧会には行けるかどうか心配していましたが、無事行くことができました。感謝! 最終日ということで予想通りかなりの混雑でしたが、若冲展に行った時の混雑を思えば何ほどのこともありません。

松田権六の作品約70点のほか漆芸の古典作品や松田権六の師の作品、次世代の漆芸家の作品が併せ展示されています。鏡面仕上げのごとく滑らかで吸い込まれそうな黒漆の凄み、一分の隙もないデザインにも圧倒されましたが、ぱる子が一番驚いたのは会場の隅に何点か展示されていた「図案スケッチ帖」です。

専用の画帳ではなく会社で配っているビジネス手帳やダイアリーのようなものに極細のペンで蒔絵の図案がスケッチされているのですが、螺鈿を細かく散らす部分までが点描で克明に描写されているのです! 実際の作業を担当する「手」だけではなく「目」が既に常人とは違うのでは…と思わされた展示でした。

うるしの話 (岩波文庫)松田権六さんの著書