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「レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の実像」@東京国立博物館

マイミク、右肩上がりさんの「1日に5つの美術展めぐり」という日記に触発され、混雑は予想されるがその位でめげていてはいかん! と自分に活を入れてレオナルド・ダ・ヴィンチ展、実質は「受胎告知」を観に行ってきました。

第1会場にはこの展覧会唯一のダ・ヴィンチ肉筆作品「受胎告知」だけが収められています。外に行列して待ったのは(行ったのは13日です)15〜20分ほどで、会場内では予想したより案外ゆっくり鑑賞できました。思ったより小さく、また思ったより鮮やかでシャープな色彩・描線でした。

第2会場の展示はダ・ヴィンチの手稿から再現した飛行装置、作図装置、幾何学立体などの模型や、CGを駆使した研究内容の説明などで、「作品を観る」というより「解説書を読む」という趣。有名な飛行機械など、デッサン上では「ふーん」と思うだけですが、実物大に近い模型で見ると「これ、絶対飛べないよね…」というのが一目でわかってしまったり。樹木の枝・河川・血管の分岐の共通点、人間の老化と地形の経年変化の共通点、人体各部の比率と幾何学の共通点などなど、ダ・ヴィンチの一見無関係に見えるいろいろな創作・研究活動は、実は「宇宙のすべてに共通する法則性」の探求に帰着するのではないかと思ってみたり。

きわめつけは「受胎告知」でこれまでは20代のダ・ヴィンチの「未熟さゆえの構図ミス」と思われていた部分が

  • 「右斜め30度、やや下方」から見る場合のみ

ちゃんと辻褄が合うようになっているという映像解説。幸い第2会場のほうにも実物大のレプリカが展示してあるので、正面から・指定のアングルから、と交互に眺めて視覚効果の違いを確かめることができました。「絵は正面から鑑賞するもの」という固定観念を見事に覆される、面白い体験でした。残りあと3日ですが…

レオナルド・ダ・ヴィンチ展公式サイト