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フィラデルフィア(ジョナサン・デミ監督)

…というわけで(昨日の記事参照)、さっそくDVDを借りてきてみました。エイズ発症がわかったため法律事務所を解雇され、それを不当な差別として争う弁護士アンドリュー・ベケットトム・ハンクス)が主人公。裁判の進行中にも衰弱が進んでいく…という設定ですが、最後にはとても同一人物とは見えないほど面変わりしていて(顔色とかではなく、頭の形じたい変わって見えるほどの痩せっぷり)、今さらながらトム・ハンクスの役者としての凄さを認識しました。

ジョルダーノのアリアは、主人公ベケットが迫る死を受容しようと苦しむ場面に登場します。チレアのほうは病院の場面でバックにごく静かに流れるのみ。…やはり法廷シーンが中心となりますが、ベケット弁護士が問題の法律事務所に入った経緯について尋ねられ、自分を解雇した元上司(事務所のトップ)について「自分もあんな弁護士になりたいと憧れた…」「有能で、法を知り尽くしている…」等と証言するシーンが印象的。私情は私情、それとは別に認めるべき美点は認める、ということでしょうか。また、「なぜ法を愛するのか」という質問に対する彼の答えも感動的です。オススメ度★★★★☆

感情移入しやすいストーリーだけに、見ていて「判決に影響する立場で法廷に立ち会う」というのは単なる時間・労力以上にものすごい精神的負担がかかることも痛感しました。裁判員制度、だいじょうぶなのでしょうか…