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元日に「アイ・アム・レジェンド」を観る!

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)

一応、上の小説が「原作」ということになっています。この文庫は以前『地球最後の男』(田中小実昌訳)というタイトルで、さらにその前は(さすがに現物を見たことはありませんが)『吸血鬼』と題されていたようです。写真のバージョンは映画公開にタイミングを合わせた新訳で、あとがきに映画制作の経緯について興味深い情報が書かれています。

さて。まずは主人公ロバート・ネヴィルの愛犬「サム」を演じたアビー&コナ、それからアニマル・トレーナーのスー・ハンソンさんに敬意を表します。「アビー」と「コナ」はサムの仔犬時代・成犬時代を演じたジャーマン・シェパードの実名らしいですが、どちらがどちらかは不明。成犬の「サム」は目顔だけでも十二分に演技のできるすごい力量の役者犬でした…。また、無人と化したニューヨークの街路を鹿の群れが駆けてゆくシーンはシュールでなかなか。しかし個人的には、SF的なオチは成立していないし、かといってホラーとして観るにはあまりに演出が単調で怖さ不足の映画と感じました。

以下はネタバレのため文字反転。この映画の
最大の恐怖:きわめて画期的というか冒険的な治療法をあっという間に1万9人(!!)の患者に対して実験してしまえる社会状況。
最大の驚き:犬の「サム」の正式名が実は「サマンサ」(ということはメスだったんですね…)だったことが、死に際になって判明。

あと、小説の結びの一文でありタイトルにもなっている"I am Legend"が、映画と原作では正反対の意味で使われている気が。映画では「ヒーロー」または「救世主」という意味に、原作では「モンスター」または「殺人鬼」という意味に…