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「失われた時を求めて」フランスコミック版(第2巻)

失われた時を求めて フランスコミック版 第2巻 花咲く乙女たちのかげに1 海辺への旅

失われた時を求めて フランスコミック版 第2巻 花咲く乙女たちのかげに1 海辺への旅

今回の侠気ある書店さんはリブロ光が丘店(リヴィン5階)。家に帰ってパラパラめくっているうち…

  • 主人公(マルセル)にやけになれなれしく話しかけているこのヒゲのおっさんは誰?

と思ったら、なんと(元)学友のブロックでした。マルセルも少年時代の面影が残っているとはいえ、既にいきなり青年。あれ??

  1. 第1篇「スワン家のほうへ」
    1. コンブレー…コミック版第1巻収録
    2. スワンの恋…(未収録)
    3. 土地の名−名…(未)
  2. 第2篇「花咲く乙女たちのかげに」
    1. スワン夫人をめぐって…(未)
    2. 土地の名−土地…コミック版第2巻に一部収録

実は原作とコミックの関係が上記のようになっており、少年時代の主人公のジルベルトとの恋物語、ジルベルトの父・スワンの恋のいきさつ…等々が飛ばされている*1のですね。道理でタイムギャップが…。

この巻では13〜14頁、バルベックのグランド・ホテルに保養に来た主人公と祖母がホテル側のミスで田舎貴族・ステルマリア父娘の席を割り当てられ、食事途中に席の移動を要求される。その直後に主人公の祖母が外気を入れるためこっそり窓を開け、吹き込んできた風のために食堂中が大混乱に…という展開が印象的。20〜21頁のホテル全景もそうですが、ホテルの天井の高さ・空間の広がりが意識され、自分の描いていたイメージの貧弱さを思い知らされたコミック版体験でした。A4見開きに負けてる脳内空間って…(ーー;)

失われた時を求めて〈2 第2篇〉花咲く乙女たちのかげに 1 (ちくま文庫)←原作はこちら

*1:フランスでは「スワンの恋」(前半)がコミック版第4巻で既刊、第5巻(「スワンの恋」後半を収録)は2008年刊行予定とのこと。