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はちみつ(蜜蜂)Q&A


4月9日の続きです。吉田養蜂さんで「巣蜜、ありますか?」と聞いたところ、扱っていないとのこと。そもそも日本国内産の巣蜜というのはほとんど無いそうです。ハチミツと一緒に「貯蔵庫」まで根こそぎ取ってしまうので巣蜜採取の後は蜂がゼロからまた巣を盛らなければならず、集蜜効率が非常に落ちるため養蜂家にとってはありがたくないとのこと。それで、現在出回っているのは中国産またはオーストラリア(ニュージーランド)産のものがほとんど。一箇所に巣箱を置いたまま移動しない定置養蜂、しかも兼業の養蜂家が主に生産しているそうです。

さて、この際なのでハチ(ミツ)に関して疑問に思っていたことをいろいろ聞いてみました。
Q:「アカシア」とか「れんげ」とかの単花ミツ、どうしてその花「だけ」の蜜とわかるの?
A:開花時期に蜜源植物が固まっている近くに巣箱を置いてやると、ハチはそこだけに通いつめて蜜を集めるので「○○ミツ」という単花みつを取ることができる*1。逆に、1種の花だけが固まっていない場所で採蜜したものはいろいろな花からの蜜が混じって、いわゆる「百花みつ」に。
Q:オス蜂は全然働かないって本当?(4月10日参照)
A:本当。最初は「いい暮らし」をしているが、用(生殖)が済むと追い出されて野垂れ死に。
Q:養蜂家は蜂に刺されないの?
A:刺される。が、顔を網帽子で防護しておけばあとは慣れっこになってさほど気にならない。蜂が怒っているときは羽音からして違うのですぐわかる。そういう場合、わざわざ追いかけてきて刺すこともある。
Q:「趣味の養蜂」をマンション等で行っている人もいると聞いたが?
A:たくさんの蜂が出入りするので「刺された」「怖い」など近隣からの苦情につながりやすく、都会地では厳しいかも。また、ベランダなどに干してある洗濯物に「蜂のフン(花粉を含有するためカラフル)が付着する」という問題もある。
Q:「日本のはちみつ」も、集めてくるのは「西洋」ミツバチですよね?
A:その通り。ニホンミツバチは蜜の生産量がセイヨウミツバチに比べて少なく、巣箱に居着かず逃げてしまったりと扱いも難しい。
Q:この季節、日本全国でサクラが開花を迎えるが「サクラみつ」を見かけないのはなぜ?
A:1つには気温。20度を超えないと蜂が外で活動できないが、桜の開花期は寒いことが多く蜂が飛べない。また、蜂は冬の間に死んで数が減り、春の花の開花期にどんどん増えていくが、桜の時期はまだ働き蜂の数が十分でなく、そういう意味でも桜の蜜は集めにくい。「たまたま」採れることがあっても少量。
…いちいち丁寧に答えてくださった吉田養蜂の方、ありがとうございました m(_ _)m 現在ははちみつ販売店ですが、親御さんの代では実際に移動養蜂を行っていたとあって蜜蜂の生態にたいへん詳しく、何だかハチミツにもいっそう親しみが湧いてきました! にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 練馬区情報へ

【吉田養蜂】
東京都練馬区北町2−34−4(最寄り駅:東武東上線東武練馬」)
電話:03−3931−5583

*1:但し、厳密に100パーセントその花「だけ」ではない。特に、ポピュラーな「レンゲみつ」の場合、レンゲ畑が減っていることから近年「純度」が落ちているとか。