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「プルートウ」感想

6月30日は別のコミックの話題に流れてしまったので、ここで感想など(以下、ネタバレのため文字反転)。

結局、最後の決戦で人類オワタ\(^o^)/にするわけにはいかないので(原作では一応アトム&プルートウの働きで危機一髪災害は避けられた)、百万馬力になる代わりに「強烈な感情(=憎しみ)」をインプットされてよみがえったアトムは、最後の最後で「憎しみによる復讐」を断念するのですね。それはそれでめでたしなんですが。

身体能力・頭脳力(計算・推理・観察、そして特に記憶)で圧倒的に人間を凌駕するロボット達。そのごく一部の最新鋭機(アトム・ゲジヒト・エプシロン等、全6体)は任務遂行上非効率につながりかねない、「(いわゆる)人間的感情」すら手中にしている*1。そして、強烈な感情を制御する力(自制心?)においても多くの人間をしのいでいる…ことがこの最終巻で明らかになったわけです。

さらに、何とリメイク版でなく原作で既にアブーラ博士(=ゴジ博士=王の召使いロボット)は「ロボットの身でありながらロボット学者になってプルートウを作った」ということで…自己複製どころじゃないですね。原作の「実は人類、案外おバカ?」という読後感がリメイクでは「人類、いいところないじゃん!」にまで増幅してしまいます。…原作の方向性を忠実に延長していった証、ともいえますが、自分はじめもうちょっと人類どうにかならんのか、と複雑な気分にはさせられますね。

*1:実はゲジヒトの妻ヘレナ、死んだ自分たちの子供と警察署で対面するロボット夫婦など、他にも多くのロボットがこの「人間的感情」の壁をクリアしているように読めます。