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METライブビューその8「ハムレット」

ついに今季「ラス前」まできてしまいました。オフィーリア役に予定されていたナタリー・デセイが急病で降板、代わってマルリース・ペテルセンが歌っています。

荒涼とした舞台美術のためか、「ハムレットって(悲劇とはいえ)ここまで陰惨な話だったっけ?」という印象。指揮者のルイ・ラングレが幕間インタビューの中で

トマのオペラ「ハムレット」には数種類のエンディングがあり、その中にはハムレットだけが生き残って「皆、死んでしまった。だが私は王だ」というものもあった。だが、さすがにこの結末では英国人が納得しないだろうとイギリス公演用にハムレットも死ぬ版を用意。今回のMET公演はこの版を採用しています

と語っていましたが、ハムレットもオフィーリアの後を追うかたちで自害した…のが唯一の救いと思えるくらい、これでもかと病んだ精神をリアルに描ききった舞台で、血! 嫉妬! 復讐! 殺人! 自殺! のオンパレードのイタリアオペラを見慣れた目にも圧倒的でした。あとハムレットを演じたサイモン・キーンリーサイド、個人的に超好みのタイプです。 ブログランキング・にほんブログ村へ