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METライブビューその9「アルミーダ」

「とりあえず今回のこれは観よう…」の繰り返しで、ついカッとなって9作品皆勤。後悔は…してません。本日幕間のメイキング映像(ワーグナー「指輪」)を見てもつくづく感じたのですが、次へ次へと観客の興味をつないでいくのが非常にうまいです。このロッシーニ「アルミーダ」も、滅多に上演されないマイナーな演目ながら今季のライブビューイングで司会役を務めてきたルネ・フレミングが主演ということで、早い段階から必ず観ると決めていた方も多いとか。

表題役のルネ・フレミングのお相手は意中の人・英雄リナルド(ローレンス・ブラウンリー)を含む5人(!)のテノール*1。インタビューで、テノールは皆METに集合しちゃって他の劇場ではオペラ上演できないのではないかしら? というジョークも出ていましたが、実力あるテノールをこれだけ揃えるのは至難の業でしょう。

登場人物は数多いものの、ストーリーは単純明快。あのエレガントで知的なルネ・フレミングの、最後には体当たりの演技も見どころです。そして何カ所と数えられないくらい声の超絶技巧が連発! 十字軍の勇士たちは意外とお調子者で、魔術の花園を聖なる楽園と思いこみ、絞りカスのようなゴキブリのような悪魔と遭遇して初めて「これは妖術だぞ!!」と慌てるあたり笑えます。退屈はしないこと請け合いですので初心者の方も騙されたと思ってぜひ。 ブログランキング・にほんブログ村へ

*1:本来6人だが、今回はジェルナンド/カルロが1人(バリー・バンクス)の2役となったので。