…したら、眼底部検査のため瞳孔を広げる目薬(散瞳薬)をさされました。いったん診察室を出て待つこと20分。「近くのものにピントが合わせにくくなりますよ」と予告されていたので雑誌なども手にとらずぼーっと座って時計を眺めていたら
- 5分経過…全然眩しくならないけど、目薬効いてないのかな? と不安になる
- 10分経過…天井の蛍光灯を見ると少しまぶしくなってきたかなという感じ
- 15分経過…明らかに視界が変わる。ブライトネスがぐぐっと上がった感じ
- 20分経過…白い壁はより白く。柱のエッジとか物の輪郭線が微かな虹色を帯びて
…くっきり浮き出したところで呼ばれました。まあ結果は大事なかったようですが、クリニックを出たら曇りの夕方にもかかわらず空が眩しい! 足元の道路も何かキラキラしてるし、信号の光など放射状に広がってやたら街が華やか。すれ違う女性はみんな「色白」美人。これはもしや…臨死体験?! と思うほどでした。
『瀕死の探偵』でお馴染みのベラドンナ、現代では散瞳薬として使われることはありませんが(眼科で使ったのはおそらくミドリンP )、その昔は宮廷の淑女たちが目力アップに使っていたとか。相手を魅惑するだけでなく、点眼した本人も世界がキラキラと輝いて恋愛臨戦状態になったのでは…と空想するぱる子でした。