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「バイオリニストは目が赤い」

バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)

バイオリニストは目が赤い (新潮文庫)

ほとんどブログの書き方を忘れるくらいご無沙汰しておりました、ぱる子です。偶然手にした上掲書に唸った勢いでワームホールから這い出してきました。METライブビューイングではまず指揮者が暗い中、団員の間を縫って登場。いきなり歌から始まるオペラはあまりないので、前奏曲やら序曲やらのあいだ指揮者から移動したカメラがいろいろなパートの楽団員をズームアップしたりするわけですが、この百人ちかい人々が全員、子供時代から何十年と楽器の習練を重ねて今に至る…というのを想像すると、オペラって音楽って贅沢の極みだなあとあらためて実感する次第です。

その贅沢のいちばん美味しいところを選り抜いてお皿に乗せてくれたような「バイオリニスト〜」。いわゆるウラ話の暴露っぽいノリではなくリアルでありながら上品、しかも楽曲や演奏家の紹介が実にまた美味しそうで、読みながらもうCDを探しに出かけたくなってしまうほど。よいです!